石橋真 アナウンサー
きょう(3日)は練習中、ずっと強い日差しが射していました。気温も湿度も高くなっているマツダスタジアム(広島市)です。お客さんもうちわを持ちながら汗をかきかき、タオルで額をぬぐいながら観戦を待っています。
青山高治 キャスター
石橋さんも一日でだいぶ日に焼けたような感じがします。
石橋真 アナウンサー
それぐらいの暑さなんですよ。でもね、こちらに来ると、やっぱり開放感があるじゃないですか。選手に話を聞きますと、やっぱり「きょうの暑さはきついな。湿度も高いのはたいへんだな」って言いますけど、2日に比べてけっこう風が吹いているんです。「風がある分だけ、いくぶんしのぎやすいのかな」っていう話はしていました。
午後6時にプレーボールですが、まずは2日の試合を振り返ります。投手戦だったんです。
4位・阪神との3連戦。広島カープ、2日の先発は、前回、完封と猛打賞で大活躍の 森下暢仁 。対する阪神は、両リーグトップの8勝を挙げている天敵・才木浩人 。
才木が三者凡退の山を築けば、森下は5回、「ストライク・空振り・三振」。「空振り・ファウル・三振」。「ストライク・ストライク・三振」。史上20人目となる “3者連続3球三振” の記録を作ります。
8回には、2アウト・3塁・1塁の最大のピンチを迎えます。ここはライトフライで切り抜け、森下は8回を無失点、9つの三振を奪い、マウンドを降ります。
森下暢仁 8回 球数125 被安打4 奪三振9 失点0
スコアボードには「0」が並び、延長戦に突入しますが、10回にエラーからほころび、島内颯太郎 が連打を浴びるなど、3失点します。
しかし、ただでは負けないカープはそのウラ、堂林翔太 がフォアボール。秋山翔吾 はヒット。野間峻祥 もヒットで2アウト・満塁。一打逆転、劇的サヨナラを祈りましたが、勝利の女神は甘くはありませんでした。(広島 0ー3 阪神)
石橋真 アナウンサー
最終盤までもつれた試合。惜しくも敗れた広島カープは、きのうの借りをきょうはしっかり返したいゲームになります。きょうのゲームは、143試合で争うペナントレースの72試合目。ということは折り返し地点になるんです。
投手と野手のそれぞれのコーチに前半戦を振り返ってもらいました。まずは 菊地原毅 投手コーチ。「去年からピッチャーには自信があった。開幕からは本当に各ピッチャーが高いレベルで想定内にしっかりやってくれた」って話をしてくれました。中でも 黒原拓未 投手は当初、先発から始まりました。急きょ、リリーフに回りました。そこで活躍してくれている。これは、「いい意味でうれしい部分、想定外のうれしい部分だ」と話してくれました。
「後半戦に向けて、より期待するピッチャーは誰ですか?」とうかがったんです。誰だと思います。「全員に期待する」そうです。「1軍・2軍問わず全ピッチャーに期待する」と言っていました。
野手に関して 朝山東洋 打撃コーチに聞きました。「想定外のことはやっぱり外国人野手が早々に離脱してしまった」と。「その中で各選手がしっかりがんばってくれた」って話をしてくれました。後半戦に向けては、「ロースコアのゲームが多いので、より足をからめた攻撃をやっていきたい」という話をしていました。
後半戦、野手の中でより期待する選手は誰だと思いますか?
中根夕希 キャスター
ええっ? 最近、調子が上がってきた 坂倉将吾 選手。
石橋真 アナウンサー
おっ。正解ですし、「末包昇大 選手も期待しますし、もっと言えば全員に期待する」って言っていました。家族一丸できょうの一戦もがんばってくれると思います。
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