早稲田大学ラグビー蹴球部が24年度より女子選手の受け入れを開始し、女子部をスタートした。4月より部員募集のホームページを開設した所、反響が大きく、説明会見が開催された。

きっかけは学生からの声『なぜ、女子は入れないのか』

『ラグビー蹴球部に男子を入れるのに女子は入れないのか…』きっかけは一年前に早稲田大学の女子学生達からあがった声だった。これに応えるべく、同大学ラグビー蹴球部OBの柳澤眞さん※(※「柳」はきへんに夘、やなぎさわ・まこと)が責任者として女子部スタートに尽力した。ヘッドコーチは同大学の卒業生でリオ五輪に出場した女子7人制の元日本代表・横尾千里(よこお・ちさと、22年引退)さんが就任した。現在は、ずっとラグビーをやってきた経験者から、今回初めてボールを触ったような未経験の選手を含めて部員9名(マネージャー、トレーナー含む)が切磋琢磨しながらの練習をしているような状況である。部員のスポーツ科学部3年・千北佳英(ちぎた・かえ)さんは「私の目標は二つ大きくあって一つは日本一を獲る事、このメンバーと、この部活で新しい挑戦をできる事にすごいわくわく感と期待、後はいろんな早稲田を背負うという責任感も感じながら覚悟を持ってやっていけたらなと思います。もう一つは、このチームから社会に出たときに、活躍できる人材、女性として活躍できるような人材を輩出していくチームにできたらなと思うので、この二つを軸に一生懸命取り組んでいきたいと思います」と意気込みを語った。今後は女子部から“女子部門”へと認定され、正式な創部を目指し、実績を積むべく各大会に臨む。目指すは4月からの太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ2024への参戦となる。

現在の『女子部』から実績を積み、ラグビー蹴球部『女子部門』を目指す

女子ラグビーは16リオデジャネイロ五輪から男女 7 人制ラグビーがオリンピック競技種目となっており、今年のパリ五輪では男女代表ともに出場する。これまで女子は16年リオデジャネイロ大会で10 位、21年東京大会で12 位の成績。女子7人制の代表は女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)と呼ばれる。ワールドカップは15人制と7人制でそれぞれ開催される。

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