東京大会で銀メダルを獲得した世界ランキング9位の日本は、パリ大会に出場する12人のメンバーが決まったあと初めての強化試合で、世界26位のニュージーランドと対戦しました。

東京 江東区の有明アリーナには、女子の日本代表の試合では、これまでで最も多い1万1624人の観客が詰めかけ、日本は、試合開始から得意のスリーポイントシュートを次々と決めました。

シューターの山本麻衣選手が、第1クオーターだけで3本のスリーポイントを決めて、日本が39対15と大量リードを奪うと、このあとも厳しいディフェンスから相手にボールを運ばせず、ボールを奪って速攻につなげるなど、終始日本のペースで試合を進めました。

相手のマークの甘さもあり、日本はスリーポイントを55本中、25本決めて125対57で圧勝し、オリンピック本番に向けて順調な調整ぶりを見せました。

スリーポイントを6本決めた山本選手がチームトップの20得点をマークし、ベンチメンバーの東藤なな子選手がスリーポイントを5本決めて15点を挙げる活躍でした。

日本は6日に、国内最後の強化試合として再びニュージーランドと対戦します。

山本麻衣 “パリで金メダルを取ってくる”

チームトップの20得点を挙げた山本麻衣選手は「自分としてはオフェンスの判断、チームとしてはディフェンスを確認できればいいと思っていた。みんながいいパスをつないでくれて、ノーマークで打てることが多かった」と試合を振り返りました。

そして、オリンピック本番に向けては、「女子バスケットボールをしっかり盛り上げて、パリで金メダルを取ってくる」と決意を示しました。

馬瓜エブリン “この声援をパリまで届けて”ファンに呼びかけ

また、去年1年間の休養から競技に復帰して、代表に内定した馬瓜エブリン選手は、4日は17得点を挙げ、「去年までは3階席から解説していたので、まさか、このコートでプレーできるとはという、うれしい気持ちだ。この声援をパリまで届けてほしい」と会場を訪れた大勢のファンに呼びかけていました。

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