朝日新聞宇都宮総局は4日、「第106回全国高校野球選手権栃木大会(県高校野球連盟、朝日新聞社主催)の見どころを語る」と題した記者サロン(講演会)を開いた。同総局の津布楽洋一記者らが、大会に出場する有力校や話題の学校などを紹介し、読者らと意見を交換した。
栃木県勢は昨年から今年にかけて、秋の関東大会で作新学院が頂点に立ち、続く明治神宮大会でも決勝進出を果たした。春の関東大会では白鷗大足利が初優勝を飾った。
いずれも関東各県の強豪校などを下しての栄冠で、津布楽記者は「夏の栃木大会はレベルが高く、他県からも注目されている。例年以上に好試合が予想される」と指摘。シード校の戦力分析や各チームの特長、甲子園への期待などを語った。
サロンに参加した読者からは、「新たに導入された低反発バットで選抜大会の本塁打が減ったが、県内への影響はどうか」という質問や、「延長タイブレークの制度は決勝戦だけでもやめることはできないか」など、様々な提言が出された。また今年の夏に甲子園で採用される午前と夕方の2部制など、猛暑対策についての意見もあり、関心の高さがうかがえた。
栃木大会は12日に宇都宮市のエイジェックスタジアム(県総合運動公園野球場)で開幕。三つの連合チームを含む60校56チームが出場し、熱戦を繰り広げる。大会が順調に進めば、28日に同球場で決勝戦が行われ、甲子園の全国大会に進む代表校が決定する。
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