■EURO2024 準々決勝 フランス 0ー0(PK5-3)ポルトガル(6日、ドイツ・ハンブルク)
フランス(FIFAランク2位)がポルトガル(同6位)をPK戦の末下し準決勝進出を決めた。10日に決勝進出をかけスペイン(同8位)と対戦する。
ともに優勝経験のあるチーム同士の一戦となった試合は前半、ポルトガルがコーナーキックなどのセットプレーで相手ゴールに迫る。フランスもテオ・エルナンデス(26)の強烈なミドルシュートで対抗するなど、拮抗した展開に。
フランスがボールを奪い速攻を仕掛けると、ポルトガルのDF陣も素早い寄せでピンチの芽を積む。互いの良さが前面に出たスピード感あふれるゲームは、前半を0-0のスコアレスで折り返した。
後半に入ると、フランスのエース、キリアン・エムバペ(25)がゴール前のワンツーからシュートを放つ。15分にはポルトガルのブルーノ・フェルナンデス(29)が強烈なシュートも、GKに左手1本でセーブされる。18分にはクリスティアーノ・ロナウド(39)もヒールシュートを見せるがゴールならず、両チーム一進一退の攻防が続く。
中盤に入るとフランスがチャンスを掴み、決定的な場面が2度訪れるが、いずれのシュートもボール1個分外に外れて得点を奪えない。途中から入ったウスマンヌ・デンベレ(27)のサイド攻撃でポルトガルゴールに迫るが一歩及ばず、0-0のまま延長戦に入った。
延長戦、最初にチャンスが訪れたのはポルトガル。右サイドをえぐってクロスを入れると、ボールはロナウドの足元に。しかし、シュートを浮かせてしまう。一方、フランスもデンベレが、自陣から一人ドリブルで持ち込みゴール前まで迫るなど気迫溢れるプレーを見せる。
手に汗握る熱戦は120分を戦っても決着はつかず、0-0のままタイムアップ。勝負はPK戦に持ち込まれた。互いに2人ずつ成功して迎えた3人目、先攻のフランスは成功。一方、ポルトガルは3人目のジョアン・フェリックス(24)が外してしまう。フランスは5人全員がPKを成功し、ポルトガルに勝利、準決勝進出を決めた。
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