(6日、高校野球静岡大会1回戦 島田11-10浜松江之島)島田は10―10の同点で迎えた九回表、先頭打者の一色優磨選手(3年)が初球を左翼席へ運び、勝ち越した。人生初となる会心のホームランでチームは2回戦へコマを進めた。
島田は七回表終了時点で10―3と大きくリードしていたが、直後に浜松江之島の猛攻を浴び、1点差に詰め寄られた。八回裏には浜松江之島の伊藤聖翔選手(3年)が同点本塁打を放ち、防戦一方に追い込まれていた。
「初球から打たないと気持ちで負ける」。そう気持ちを込め、打席に臨んだという一色選手。試合途中に足がつった選手に代わる途中出場だったが、チームのためいつでも出られるよう準備していた。「ランニングホームランのつもり」で、ダイヤモンドを全力で走り抜いた。
小学2年で野球を始めてから初のホームラン。喜ぶ仲間とハイタッチをした時、うれしくて涙が出てきた。(斉藤智子)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。