■MLB タイガース 7ー9 レンジャーズ(日本時間19日 ミシガン州デトロイト、コメリカ・パーク)
タイガースの前田健太(36)は本拠地のレンジャーズ戦に先発登板。今季4度目の登板で移籍後初勝利を目指したが、今季最短の2回2/3(63球)で降板となり、今季ワーストの6失点(自責5)、防御率は7.64に。打線が4回で同点に追いつき2敗目は免れたが、初白星はまたもお預けとなった。
前回のツインズ戦(14日)では6回2失点で勝ち投手の権利を持って降板したが、中継ぎ陣が打たれ、初勝利は持ち越しとなっていた。この日は毎回被弾の3本塁打を浴び、試合を作れず。今季被本塁打はこれで「7」となりア・リーグワーストに。チームは2度同点に追いつくも前日に続き終盤に勝ち越され2連敗を喫した。
前田の立ち上がりは、1番のM.セミエン(33)に3球目のストレートをレフトスタンドに運ばれ、いきなり先頭打者ホームランを献上。さらに続くシーガー(29)にセンター前ヒットを許すが、後続を併殺打、一ゴロで切り抜けた。
2回は先頭打者にフルカウントから四球を与えると、W.ラングフォード(22)にタイムリー2ベースを許して0-2。さらにJ.ハイム(28)に2ランを浴びて0-4と序盤から苦しい展開に。
だが味方打線が直後の2回、無死一・二塁から3本のタイムリーなどで一挙4得点と反撃。
試合は振り出しとなり4-4で迎えた3回、前田はしっかりと抑えたい場面だったが、1死無走者から4番・A.ガルシア(31)に5号ソロを打たれ、勝ち越しを許してしまった。昨季39本塁打で大谷翔平(29)に次ぐリーグ2位のガルシアにスプリットを捉えられ、がっくりと肩を落とした。
続くスミスを空振り三振に仕留めたが、四球とヒットで2死一・三塁と再びピンチを招くと二塁手のエラーも絡み4-6。前田はここで無念の降板となった。
その後、2番手A.ファエード(28)が二ゴロで切り抜けたが、4回に犠飛で1点を奪われ4-7。チームは劣勢の展開も、打線は4回に2死一・二塁で3番・K.カーペンター(26)からの連続タイムリーと粘り7-7と再び振り出しに。
後半は互いに譲らず、7回はそれぞれ勝ち越しのチャンスも救援陣が持ちこたえる。だがタイガースは8回に1死一・三塁から野選で勝ち越しを許すと、9回は6番手・A.チェフィン(33)が踏ん張れずタイムリーを浴びて7-9と力尽きた。チームは本拠地でのレンジャーズ4連戦は1勝3敗と負け越し。
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