(10日、第106回全国高校野球選手権香川大会1回戦、石田・飯山4―14藤井)
「絶対にランナーをかえしたかった」。4点差を追う五回表、石田・飯山は2死満塁の好機を迎えた。打席に立った鏡原裕斗選手(3年)は積極的にバットを振ると決めていた。
甘く入った3球目の外角高めを右方向に運んだ。適時打となり、一挙に3点を返した。
創部70年以上の飯山で1年から夏の大会に出場してきた。だが、今年の夏の大会は部員6人となり、初めて石田と連合チームを組んだ。
合同練習は1度しかできなかった代わりに、練習試合を重ねることで連携を深めた。
試合はその後、藤井の猛攻を受けて突き放され、6回コールド負け。
それでも「今までで一番楽しかった」と笑顔を見せ、「石田は貴重な存在。ありがたかった」とチームメートへの感謝を語った。(木野村隆宏)
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