自転車トラック種目で、東京五輪銀メダリストの梶原悠未(27・TEAM Yumi)が12日、生まれ故郷の埼玉県和光市で行われた壮行会に出席。地元市民の温かい言葉を受けパリ五輪本番へのチカラに変えた。

「東京五輪の後、悔しい気持ちで和光市に凱旋した時に市民の方々がおめでとうと拍手してくれた光景をまた思い出して、今度はパリで金メダルを持ち帰りたいという思いでいっぱいになった。応援がエネルギーとなって全身に降り注いできたので、エネルギーいっぱいの状態でフランスに飛びます」

金を獲ったら凱旋パレードをしたい

和光市市役所での壮行会前に行われた市長表敬訪問で、梶原はある願いを柴﨑光子市長に伝えた。

「オリンピックで金メダルを獲得して和光市に金メダルを持ち帰ってきた時には凱旋パレードをしていただきたい」

梶原と柴﨑市長(右)

この問いかけに柴﨑市長は「手作り感のあるようになるけど」と快く承諾。東京五輪の時はコロナ禍だった。多くの人々と喜びを分かち合うことが梶原の夢でもある。「約束を実現できるように頑張ります」と力強く語った。

壮行会では地元の市民に加え、母校の和光市第五小学校の生徒たちも参加。梶原は横断幕に込められた多くの応援メッセージを見て思わず涙する場面もあった。


「応援のパワーが届いて感動した。このエネルギーをパリに持って行って全力で戦っていく。メダルの色は金メダルだけ。金メダルを持って帰って感謝の気持ちをメダルで皆さんに恩返しができるように頑張る」と会場に駆け付けた市民に思いを伝えた。

梶原が挑む女子オムニアムは8月11日。決戦の前に事前合宿を行うため、14日にフランスへ旅立つ。

「きのうまででやるべき練習はすべて終えた。パリに行ってからは静かな時間を過ごして本番は爆発的な強い気持ちと最高潮に仕上がった体で世界のライバルと戦って金メダルを獲得できるように、ゆっくり調整していきたい」

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