パリ五輪出場を決めた広島皆実高校出身、女子100mハードルの 福部真子 が、公開練習を行いました。
女子100mハードル 福部真子 選手
「自分の中ではものすごく大きな部分を占めているのが広島の人たちなので、そういうところで自分がオリンピック目指せたっていうこと自体、ありがたいことだし、恵まれているなと思っているので、その恵まれた環境をどう生かすかっていうのは自分次第だったので、それ(パリ五輪)をしっかりと生かすことができて、形にすることができてよかったなと思っています」
夢にまで見たパリ五輪まで残り1か月を切った福部。12日の練習場は、東広島市にある広島大学陸上競技場。広島に拠点を移した3年前からともにパリを目指している 尾崎雄祐 コーチとスタート後の加速練習を行いました。
尾崎雄祐 コーチ
「本人の持ち味がスタートからの加速なので、そこで海外の選手を相手にどれだけリードを奪えるかというところ。そこをしっかりとやらないと(五輪)予選突破は見えてこないんじゃないかなと思うので。今までの後半の持久力だとかトップスピードみたいなところはしっかり維持しつつも、本人の本来の持ち味をしっかり生かせるようにトレーニングを計画していきたいなと思っています」
練習では1本走るごとにスマートフォンで福部のフォームや着地から着地の間のタイムを確認。オリンピック直前まで細かい動きにこだわり、緻密なチェックを重ねていきます。
そして、きょう、最後に行った練習は、通常の競技用のものより15センチ高いハードルを使ったトレーニング。
福部真子 選手
「(高いハードルの練習は)布勢スプリント(6月2日)が終わった後からなので。あの練習をし始めてから自分のタイミングというか、高さの作り方というのを体現できるようになってきているので、あの練習はすごく大事な練習だなと思っています」
初のオリンピックという楽しみな気持ちを抱えながらも、世界の高いレベルを前に「モヤモヤする。緊張のコントロールが難しい」とも語った福部選手。しかし、見すえる目標は変わりません。
福部真子 選手
「やっぱりファイナルというところはずっと目指しているものなので。ただ、わたしがずっと12秒5を切ればファイナルに行けると踏んでいたんですけど、今シーズンの世界の状況を見る限り、12秒4でもちょっと厳しいかもしれないなというのが現状なので、せめて自分がずっと言っていた “12秒5切り” をしっかり目指したうえでそういう走りがしっかりできればいいなと思っています」
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