日本人では初となるメジャー通算200号を達成したドジャース・大谷翔平選手(30)の1週間を振り返ります。
■30代初ヒット&ホームラン
日本時間7日は本拠地でア・リーグ中地区首位ブルワーズとの一戦。大谷選手はここまで15打席ノーヒットと当たりが出ていません。
今月5日に30歳になったばかりの大谷選手の6回の第4打席、30代初ヒットはあと少しでホームランという3ベースヒット。
そして8回、1点リードの場面で30代初のホームランは4試合ぶりの28号!日本人初のメジャー通算200号に王手をかけました。■今季メジャー最速の20本&20盗塁
日本時間8日、ドジャースのロッカールームでは、ロバーツ監督がオールスターに選ばれた選手6人をチームメートたちの前で発表しました。
いよいよ大谷選手が紹介される番に…。
ロバーツ監督「彼がドジャースに来たその日から、オールスターに選ばれると分かっていた。世界の、そして野球界の人気者だ。ドジャースに来てくれた生粋のスーパースター、ショウヘイ・オオタニ、おめでとう」
紹介された大谷選手は、ちょっと照れくさいのか、はにかむような笑顔を見せていました。
ドジャースが誇るスーパースターは3回の第2打席、痛烈なセンター前ヒットで出塁し、今シーズン19個目の盗塁を決めると、3番フリーマンがフォアボールで1塁へ。さらに一塁ランナーのフリーマン選手とそろってダブルスチール、今シーズン・メジャー最速で20本塁打20盗塁に到達しました。■3試合連続のヒット&盗塁
日本時間10日は東地区首位を独走するフィリーズと対戦しました。
3回の第2打席、カットボールに詰まりながらレフト前におとし、3試合連続のヒットとなりました。そして塁に出れば、すかさず走る!これで3試合連続、21盗塁です。
大谷選手は打って走っての活躍を見せましたが、チームは10失点で大敗です。
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■“40-40”射程圏内&4年連続“最優秀”■“40-40”射程圏内&4年連続“最優秀”
日本時間11日はプレーボール直後からエンジン全開!1回の第1打席、初球を振り抜き、ライト前ヒットで出塁します。そして自身初、日本人最長タイとなる4試合連続の盗塁を決めます。
このままいけばホームラン48本、38盗塁ペース、スピードとパワーの象徴と言える40本塁打40盗塁、「40-40」も射程圏内となります。
達成者は昨シーズンのアクーニャJr.を含め、メジャー史上5人のみです。そこでクイズ!日本のプロ野球で達成者は残念ながらいないのですが、この「40-40」に最も近づいたのは誰でしょうか?ヒントはホームインの時のバク宙が印象的な選手です。
正解は、秋山幸二さんです。西武時代の1987年にホームラン43本、盗塁38個をマークしました。ホームランを打った後に披露したバク宙ホームイン、すごかったですよね。では、再び大谷選手の活躍に戻ります。
日本時間11日、大谷選手は、アメリカスポーツ界のアカデミー賞とも言われるESPY賞をMLB部門で史上初の4年連続で受賞しました。新たな勲章を手にし、チャンスで迎えた第3打席、左中間へ運び、同点のタイムリー。3試合ぶりのマルチヒットをマークします。
7回、ホームランが出れば逆転の場面、対するはオールスター選出の左腕ストラーム投手(32)です。スライダーに空振り三振、チームは3連敗です。
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■気になる誕生日は?レッドカーペットは?■気になる誕生日は?レッドカーペットは?
そして日本時間13日は、今シーズン前半のユニホーム売り上げランキングが発表され、大谷選手が堂々の1位に輝きました。エンゼルスでプレーしていた去年9月に発表されたランキングでも、日本人選手として初めてトップに立っていて、チームが変わってもその人気ぶりはとどまるところを知りません。敵地デトロイトにも大谷選手のユニホームを着たファンが駆けつける中、同点の9回、2アウトながらチャンスの場面で打席が回ってきます。10打席ぶりのヒットはワンバウンドで外野のフェンスを越える決勝のエンタイトル2ベース。チームの連敗を4で止めました。
大谷選手「ヒットで、1得点でいいのでなんとか打ちたいなと思っていて、打った瞬間は抜けるかどうか分からなかったですけど、なんとか抜けてほしいなという気持ちで走っていました」
さらに報道陣からはこんな質問もあがりました。
大谷選手「(Q.結婚後、最初の誕生日に家族からお祝いは?)してもらいました、家で。はい」
「(Q.奥様がケーキを作ってくれたり?)はい」
「(Q.どんなケーキだったんですか?)おいしいケーキでした」
そして気になるのが、オールスターでは恒例のレッドカーペット。家族と共に歩く選手が多いのですが…。
大谷選手「(Q.レッドカーペット、今年は奥様も一緒に?)今のところはその予定でいますけど。どうなるかは当日にならないと分からないです」
「(Q.ワンちゃんは連れて行きますか?)一緒には行くと思います」
今年のレッドカーペットは真美子夫人やデコピンと一緒に歩くかも!?楽しみに待ちましょう!
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■今季29号&日本人初のメジャー通算200号■今季29号&日本人初のメジャー通算200号
メジャー通算200号に王手をかけてから、大谷選手はここ5試合、ホームランが出ていません。
日本時間14日午前2時すぎから始まったタイガース戦です。
1回の第1打席、チェンジアップを引っ張ってライト線を破ります。大谷選手は一気に三塁へ、スリーベースヒット。この後、先制のホームを踏みます。
同点で迎えた5回の第3打席、打球はライトへ。今シーズン第29号、日本人では初となるメジャー通算200号を達成します。8回の第5打席はフォアボールで出塁すると、牽制(けんせい)球に誘い出されるも迷わず2塁へ、今シーズン23個目の盗塁に成功します。その後、三塁に進み、犠牲フライで9点目のホームを踏みます。
一方、ドジャースは9回、5点のリードを守ることができず延長戦へ。
延長10回、タイガースに2ランホームランを許し、痛恨のサヨナラ負けです。
(7月14日放送「サンデーLIVE!!」より)
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