■飛込 日環アリーナダイビングカップ(15日、日環アリーナ)

玉井陸斗(17、須磨学園高3年/JSS宝塚)ら飛込日本代表が15日、パリ五輪前最後の実戦となる日環アリーナダイビングカップに出場。玉井は「日本飛込界としてメダル獲得はもちろん、自己ベストの更新も狙いたい」と意気込みを語った。

この日は非公認の記録会だったものの、パリ五輪本番で予定している演技構成で臨んだ玉井。予選では、"勝つために成功させなければいけない種目"としている2本目の207B(後ろ宙返り3回半えび型)を綺麗に決め、順調な仕上がりをアピールした。現在、最後の追い込み練習中で疲労が溜まっていることもあり「完成度は70%くらい」としつつも、決勝では合計得点500点超えの好記録をマーク。本番まで残り3週間、「五輪でノースプラッシュができるようにしたい」と話した通り、ここから入水の精度を高めていく。

14歳で出場した東京五輪で7位入賞を果たした玉井。翌年の世界選手権では銀メダルを獲得。先月パリ五輪本番会場で行われたフランスオープンでは、東京五輪金メダリスト・曹縁(中国)を抑えて優勝を果たし、いよいよ世界の頂点に手の届くところまできた。出揃った各国のエントリーを見て「レベルの高い選手ばかりで気が抜けない」と謙虚な姿勢を崩さない17歳。「日本飛込界としてメダル獲得はもちろん、自己ベストの更新も狙いたい。(メダルを獲得して)みんなの夢をかなえたい」と笑顔の奥に熱い闘志を燃やしている。

玉井は8月9日(金)、大会15日目から始まる男子高飛込に出場する。

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