ことし4月にギリシャで採火された聖火は各地をリレーして14日、パリ市の中心部に入りました。
15日は街のシンボル、エッフェル塔からセーヌ川をはさんだ向かい側にある「トロカデロ広場」に聖火が運ばれました。
開会式の式典などが行われるこの広場では若者に人気のBMXフラットランドのトップ選手で、世界選手権で金メダルを獲得したこともあるマティアス・ダンドワ選手が自転車に乗って広場に聖火を運び入れました。
そして、エッフェル塔を背景に、スタッフや大会組織委員会のエスタンゲ会長と記念撮影を行い聖火をランタンに移すと会場から大きな歓声があがりました。
このあと、ダンドワ選手は自転車に乗ってさまざまな技を披露し、会場を盛り上げていました。
ダンドワ選手は「聖火リレーでたくさんの人たちと多くのものを分かち合えたことは、涙もろくない自分でも涙しそうになった。すばらしい経験だった」と笑顔で話していました。
また、エスタンゲ会長は「人々に感動を巻き起こしスポーツを愛する心をかきたてるのが聖火の力だ。世界のアスリートをパリに迎えるのが待ち遠しい」と話していました。
聖火リレーはこのあとパリ近郊にある世界遺産のベルサイユ宮殿などを巡り、26日の開会式で聖火台に点火され、100年ぶりにパリで開催されるオリンピックが開幕します。
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