(16日、第106回全国高校野球選手権長崎大会 上五島10-0佐世保商・佐世保西・平戸の連合チーム)

 「疲れもあるが、切り替えてがんばろう」。上五島の捕手、入江翔主将(3年)は試合前、メンバーに声を掛けた。

 3日間順延の開幕試合。離島の学校のため、長崎市内に延泊して初戦を待った。室内練習場でキャッチボールをして調整したが、仲間が「硬く」なっていないか心配だった。

 だが試合では、初回、先頭打者の下田聖希選手(2年)が二塁打で先制点につなげるなど、五回までにチームで計11安打を放ち、佐世保商・佐世保西・平戸の連合チームを圧倒した。自身も2打点を挙げた入江主将は「初回に得点できて楽になった」と振り返る。

 次は強豪の長崎日大と対戦。「シードを倒すのが目標」。いったん久しぶりに島へ戻り、英気を養う。(天野光一)

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