（18日、全国高校野球選手権広島大会3回戦 広島国際学院10―3神辺旭）
反撃ののろしを上げる一打となった。
六回表、5点を先行された神辺旭の攻撃。先頭で、代打の細川颯太郎選手（3年）が三塁打で出塁すると、ベンチの雰囲気は一変した。
「ここで絶対に点を取らないと」。次打者の1番・高岡昇汰選手（同）は2球目の直球を引っ張った。右中間を破る適時三塁打で1点を返し、この回に2点差まで追い上げた。
しかし、直後の六回裏。継投した投手の立ち上がりを広島国際学院に攻められ3点を失い、流れを持っていかれた。
今大会は初戦で本塁打を放ち、この日も長打2本。高橋良輔監督は「ボールにうまくコンタクトできていた」と評したが、高岡選手は「打ち損じが多かった。もっと打てたはず」。完全燃焼とは言えない、最後の夏だった。（根本快）
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