■MLB ブルージェイズ 3ー7 タイガース(日本時間21日、カナダ・トロント、ロジャース・センター)
ブルージェイズの菊池雄星(33)が本拠地でのタイガース戦に先発、5回0/3、94球を投げて、被安打5、奪三振8、四死球3、失点4(自責点4)で防御率は4.54。今季9敗目となった。タイガースの前田健太(36)は5回から中継ぎ登板、2回、43球を投げて、被安打3(1本塁打)、奪三振1、四死球0、失点3(自責点3)と先発復帰へのアピールとはいかなかった。
オールスター明け、後半戦初登板の菊池、前回15日の登板では4回まで好投も5回に捕まり、今季ワーストの7失点、およそ1か月半勝ち星から遠ざかっている。
ア・リーグ中地区4位のタイガースが相手、左腕の菊池対策でオール右打者の打線を組んだ来たタイガース、菊池は立ち上がり、ストライク先行とリズムの良いピッチングで2死を奪ったがここから2本のヒットを浴びて2死一、二塁のピンチを招いた。5番・W.ペレス(24)には97マイル(156キロ)のストレートで詰まらせてライトフライ。無失点に抑えた。
その裏、ブルージェイズは1死一、三塁とチャンスを作ったが4番・J.ターナー(39)がサードゴロ併殺打。菊池を援護できない。2回の菊池は1死から7番・J.バイエズ(31)を内角低めのスライダーで空振り三振、8番・G.アーシェラ(32)を外角高め96マイル(154キロ)のストレートで2者連続三振と流れをタイガースに渡さない。
菊池は4回、先頭の4番・M.カナ(35)は内角低め89マイル(143キロ)のスライダーで見逃し三振、絶妙なコースにカナも球審に抗議するシーンも。さらに6番・J.ロジャース(29)は外角高め96マイル(154キロ)のストレートで空振り三振、菊池は2回以降、ヒットを許さず、ここまで毎回の6奪三振と好投。
5回、先頭の7番・バイエズ、8番・アーシェラと3者連続三振で2死を奪ったが9番・R.ビレード(25)にはセンター前ヒット、2死から走者を許すとタイガース打線の3巡目を前の菊池自らキャッチャーをマウンドへ呼び寄せて確認を行った。
そして1番・A.イバニエス(31)にカウント2-0とボールが先行、3球目のスライダーが甘く入りレフト線へツーベース。しかもレフトのD.バーショ(28)がクッションボールの処理にもたつき、ボールを握り損ねると1塁走者が一気にホームイン。菊池は先制点を失った。
1点を先制したタイガースは5回に大事なマウンドに前田健太(36)を登板させた。点を獲った裏のマウンド、前田は先頭のD.ジャンセン(29)を91マイル(146キロ)のストレートで見逃し三振、続くバーショをレフトフライ、7番・D.シュナイダー(25)をショートゴロと3者凡退に打ち取った。
6回の菊池は先頭の3番・M.ビアリング(27)にセンター前ヒット、4番・カナには四球、5番・ペレスには死球と、無死満塁のピンチを招き降板となった。後を受けた2人目T.リチャーズ(31)が6番・ロジャーズが7号満塁ホームラン。0対5とリードを広げられた。菊池は5回0/3、94球を投げて、被安打5、奪三振8、四死球3、失点4(自責点4)で防御率は4.54となった。
2イニング目に入った前田は1死から9番・K.キアマイアー(34)にレフトへツーベースを打たれると1番・J.スプリンガー(34)にレフト前タイムリー、3番・ゲレーロJrには2試合連続となる16号ツーランと3失点。この日、先発したR.オルソン(24)が右肩の故障で緊急降板しただけに先発復帰のアピールを果たしたかったが、2回、43球を投げて、被安打3(1本塁打)、奪三振1、四死球0、失点3(自責点3)となった。
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