(20日、第106回全国高校野球選手権千葉大会5回戦、千葉明徳5―6中央学院=延長11回タイブレーク)

 1試合目に先立ち、少年野球チーム「四街道ブルースターズ」の投手、金井浩夢さん(11)と捕手の佐藤晃太さん(11)のバッテリーによる始球式があった。

 打席に立った先攻・千葉明徳の1番打者、金井拓心(3年)はくしくも浩夢さんの兄だった。小さな右腕から投げられた直球は、兄の空振りを誘ってミットに収まった。投球後、兄とすれ違いざまに「がんばれ」と声をかけたが、照れくさかったのか反応はなかったという。

 浩夢さんは「お兄ちゃんに思い切り投げられて楽しかった」と満足げ。高校野球にも憧れており「甲子園でサヨナラホームランを打ちたい」。佐藤さんは「打てて肩も強いキャッチャーになりたい。甲子園で低反発バットでホームランを打てる選手になりたい」と夢を語った。=県(マハール有仁州)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。