■大相撲名古屋場所・8日目(21日、名古屋・ドルフィンズアリーナ)
優勝争い単独トップの横綱・照ノ富士(32、伊勢ヶ濱)が初日から無傷の8連勝を飾り、ストレートでの勝ち越しを決めた。結びの一番で湘南乃海(26、高田川)を下し、中日勝ち越しは昨年5月場所以来となった。
これで全勝でトップの照ノ富士を琴櫻、正代、美ノ海の3人が2敗で追う展開に。
身体の大きい湘南乃海に対し、立ち合い頭から当たっていった照ノ富士は、左の上手を素早く奪うと、前に踏み込んで土俵際へ。相手が右のすくい投げで粘るが最後は落ち着いて土俵の外へ押し出した。
大関陣の3人は、琴櫻(26、佐渡ケ嶽)は宇良を突き出し2敗をキープ。カド番・貴景勝(27、常盤山)は関脇・霧島を押し出しで破り3勝目(5敗)を挙げた。豊昇龍(25、立浪)は大栄翔を下し5勝3敗とした。
さらにこの日、休場していた十両二枚目の尊富士(25、伊勢ヶ濱)が119日ぶりに本場所の土俵に復帰。1敗で十両トップの阿武剋(24、阿武松)を寄り切りで下し、春場所の“新入幕V”以来となる復帰戦を見事白星で飾った。
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