(22日、第106回全国高校野球選手権兵庫大会5回戦 兵庫2―4加古川北)
兵庫・川端太一監督
(39年ぶりに16強入りしたが逆転負けに)ほんまは泣きたくないんやけどな。チームがここまで戦ってくれて、ベンチでずっと頼もしくて、信じることができた。
3年生が最後に食らいついて、意地を見せて、素晴らしいチームをつくったな。
兵庫高校の野球部は、もっとできる。君らで学校を、地域をどうしたら動かせるか、ずっと考えてきた。
今日、こんなに(応援に)来てくれて、君らがこれだけの人を(球場に)呼んだのが、すごくうれしい。
兵庫高校の底力、野球部の底力を、すごく感じた。君らはすごいな。こんな子らと野球ができるなんて、おれは幸せだな。
新チームになってから長田に負けて、次に神戸に負けて、「ここでこのチームを終わらせたらあかん」って頑張ってきた。
本当に、みんなに愛されるようないいチームができたな。君らの力や。ほんまにいいチームになった。ありがとう。楽しかった。
でも、ここがゴールではないから。上で野球をしてほしいし。社会に出たら、耐えられる人になってほしい。
将来、勝負になったときに、高校野球のことを思い出せ。負けたらあかん。どうやったら勝てるか、考えてほしい。頭を使ったり、周りの力を借りたりして、人に感動を与えられるような人間になってほしい。
ほんまにお疲れ様でした。ありがとう。(森直由)
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