■プロ野球 阪神 15-2 中日(20日、甲子園球場)

単独首位の中日は今季両リーグワーストとなる15失点で阪神に大敗し、今季初の3連敗を喫した。チームは10勝7敗2分とし、5連勝で2位に浮上した阪神と0.5差に。

17日のヤクルト戦でリーグ最速の10勝を挙げるも、翌日は今季初の2桁失点(11失点)で敗れブレーキ。前日は阪神に完封負けで今季初の連敗となり、悪い流れを止められず。15点以上の失点は昨年8月25日のDeNA戦での18失点以来。直近3試合で33失点となった。

この日は3日の巨人戦以来の登板となった大野雄大(35)が、1回1/3(54球)を投げ4安打6失点(自責6)、与四球3。柳の4回途中6失点、メヒアの4回4失点に続き、3戦連続で先発陣が崩れた。リリーフ陣も5番手の勝野昌慶(26)が5失点と打ち込まれるなど、失点を重ねた。

打線は復帰2戦目の岡林勇希(22)が今季初安打を放つなど、チームで9安打をマークしたがわずか2得点で及ばず。3回以降は無得点が続いた。

大野の立ち上がりは近本に四球を与えると中野の二ゴロで1死二塁に。続く森下を三ゴロに打ち取るが大山にタイムリーを浴び早くも先制点を献上。

打線がすぐさま逆転し1点リードで迎えた2回は、初回に続き先頭に四球を許すと、坂本、木浪に連打を浴びて無死満塁に。ここでピッチャーの大竹に高いバウンドで大野のグラブを弾くタイムリー内野安打を許し2-2の同点に。さらに1番近本に犠飛で勝ち越されると、中野に四球を与えたところで立浪監督が決断。2回途中での無念の降板となり、2番手・梅野雄吾(25)へバトンタッチ。

だがその梅野も踏ん張れず、森下にタイムリー、大山の犠飛、佐藤輝の2点タイムリーと悪夢が続き2-7。ノイジーにフルカウントから四球を与え2死一・二塁とすると、坂本が三ゴロもサードのカリステが捕球できずに後逸し痛恨の8点目を奪われた。

後半も阪神打線の勢いを止められず、6回は2点タイムリーで10点目を奪われると、7回は勝野が中野、大山、佐藤輝ら中軸に4本のタイムリーを浴び5失点でノックアウト。

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