■プロ野球 広島 6-2 巨人(20日・マツダスタジアム)
巨人は広島に初回から打ち込まれ黒星を喫した。前日の試合では延長12回の末、引き分けに終わり、打線も4安打と沈黙。この試合、今季先発の井上温大(22)は1回から連打を浴び、走者満塁のピンチを背負うと6番・上本嵩司(33)に投安打で先制点を与え、続く7番・會澤翼(36)には左中間への適時打二塁打を浴び、4失点の立ち上がり。7回には1死一、三塁から4番・岡本和真(27)にセンターへの適時打などで2点を返すもその直後の7回裏には代打・宇草孔基(27)に第1号ソロ本塁打を打ち込まれ6ー2と再び突き放された。
1回、広島の先発・森下暢仁(26)に対し、先頭の門脇誠(23)は空振り三振に倒れるも2番・オコエ瑠偉(26)は中安打、3番・坂本勇人(35)は左安打と二者連続安打で1死一、二塁のチャンスを作った。しかし迎えた4番・岡本は左飛、5番・丸佳浩(35)を遊ゴロに打ち取られ、無得点で終わった。
その裏、先発の井上は広島の先頭・秋山翔吾(36)を二ゴロに抑えるも2番・菊池涼介(34)に追い込んでから中安打で出塁を許す。3番・野間峻祥(31)を遊飛に打ち取り2死を奪うと4番・堂林翔太(32)に左安打を放たれ2死一、二塁に。5番・小園海斗(23)の打球はピッチャー強襲の内野安打となり満塁のピンチを迎えた。迎えた6番・上本の打球はまたも井上を襲う内野安打となり、先制点を許した。さらに7番・會澤の打球は左中間への走者一掃となる適時二塁打に。初回で4点を失った。
3回には2死空2番・オコエが2安打目をセンターに運び、出塁。3番・坂本2安打目となる右安打を放ち、その間にオコエは三塁を狙うも右翼手・野間の好送球に阻まれタッチアウト。この回もチャンスを活かせず。
中盤の5回、9番・井上の代打・中山礼都(22)が右安打を放ち出塁すると2死から3番・坂本がピッチャーへの内野安打で2死一、二塁に。4番・岡本は四球を選び満塁の絶好機を迎えるも5番・丸の打球は右飛。この回も得点することはできず。
5回裏からは2番手・泉圭輔(27)がマウンドに上がった。先発した井上は4回63球を投げ、5安打4失点。初回に4点のビッグイニングを作られるなど打ち込まれた。
さらに1点を奪われ5ー0で迎えた終盤7回、先頭の門脇に左安打が飛び出し、続く2番・オコエも右安打で無死一、二塁とチャンスを作った。3番・坂本は左飛に倒れるも4番・岡本の打球は中適時打となり、1点を返した。さらに1死満塁から長野久義(39)の遊ゴロの間に1点を加え、5ー2に。
しかし3点差となった7回裏、4番手・ケラー(30)がマウンドに上がるも1死走者無しから代打・宇草孔基(27)にライトスタンドに飛び込む第1号本塁打を打ち込まれ再び点差を引き離される。
9回は森浦大輔(25)の前に4点差を埋められず。この試合12安打を放つ攻撃も12残塁とチャンスを活かせなかった。
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