福岡市の福岡国際センターで行われた全日本選抜体重別選手権は、パリオリンピックの代表に内定している選手は出場していませんが、来月の世界選手権の代表選考に関わる大会で、7日は男女合わせて7階級で試合が行われました。

このうち女子78キロ級には東京オリンピックの金メダリスト、33歳の濱田選手が出場しました。

濱田選手は去年12月の国際大会、グランドスラム東京では7位に終わるなど最近は思うような成績を残せていませんでしたが、7日は得意の寝技を生かした攻めで勝ち上がりました。

そして、決勝では小外刈りで技ありを奪うと、そのまま優勢勝ちを収め、おととし以来、4回目の優勝を果たしました。

濱田選手は「最近は調子がよくなく、試合でも負けてばかりだったが、今回は絶対に優勝したい思いで臨んだ。今までで一番うれしい優勝だった」と涙を浮かべながら話していました。

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