第106回全国高校野球選手権宮城大会で優勝し、創部20年で初の甲子園出場を決めた聖和学園は25日、仙台市太白区の同校三神峰(みかみね)キャンパスで優勝報告会をした。同校生徒や教職員計約130人が拍手する中、野球部員たちが優勝旗と表彰盾を持って入場した。
千葉剛校長は「県内の高校生の思いを胸に秘め、残された期間で精いっぱい準備して甲子園で思う存分力を発揮してほしい」と激励した。
鈴木健人副主将(3年)は「優勝することができたのは、皆様のおかげ。甲子園でも自分たちの泥臭い野球を徹底し、宮城県の代表として自覚と誇りを持って頑張りたい」と意気込んだ。
八島知晴監督は「甲子園の試合開始のときに『これが聖和学園の生徒だ』と自信と誇りを持って送り出せるようしっかり準備したい」と話した。
選手たちは午後から練習に転じた。この日は雨天のため、室内練習場で打撃練習に汗を流した。
練習後、千葉桜太選手(3年)は「しっかり甲子園でも結果を残し、人に感動を与えられるようにという思いで取り組んでいる」。遠藤翼選手(3年)は「今の自分に満足せずに甲子園でも上に行けるようやっていきたい」と意気込んだ。
全国高校野球選手権大会は8月4日に組み合わせ抽選会があり、7日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。(岸めぐみ)
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