ドジャースの本拠地、ロサンゼルスで行われたメッツ戦に2番・指名打者で先発出場した大谷選手は1回、1番のベッツ選手を二塁に置いた場面で、フォアボールを選んで続くフリーマン選手のタイムリーヒットにつなげました。

2回の第2打席もツーアウト二塁と得点のチャンスでしたが、ここもフォアボールとなりました。

1対2で迎えた5回は先頭バッターで第3打席に立ち、変化球を鋭く引っ張ってワンバウンドでライトスタンドに入るエンタイトルツーベースで、連続試合ヒットを「6」に伸ばしました。

長打をマークするのは今月12日の試合でホームランとツーベースヒットを打って以来、7試合ぶりです。

このあと大谷選手は三塁まで進んだあと後続のバッターの犠牲フライで同点のホームを踏みました。

3点を追う6回の第4打席はワンアウト満塁と絶好のチャンスでしたが空振り三振、4対6となって迎えた8回はワンアウト二塁の場面で第5打席に立ち、三たびフォアボールで塁に出ましたが、ここは得点につながらず、ドジャースはこのまま敗れて3連敗となりました。

大谷選手はこの試合2打数1安打、フォアボールが3つで打率を3割5分9厘としています。

大谷翔平「アットバット(打席)は比較的いい」

試合後、大谷選手は満塁の場面で三振した打席について「どんなシチュエーションでも、ボールは振らず、ストライクを振る。これはシンプルなことなので、あの場面はテイクする(振る)のがベストな反応だったと思う。すばらしいボールではあったので、せめてファウルというのが理想かなと思う」と悔しさをにじませていました。

ホームランはあと1本で大リーグの日本選手最多記録を更新しますが、ここ7試合出ていないことを聞かれると「アットバットは比較的いいと思う。ホームランを狙いに行く打席はないし、次の1本を打ちたい気持ちはもちろんあるが記録は特に気にしていない。いいアットバットをこなしていく事の方が大事だと思う」と話し、気にする様子はありませんでした。

一方、チームは3カード連続で負け越しが決まるなどここ9試合で2勝7敗と調子を落としていて、アメリカのメディアからは「フラストレーションがたまるか?」という質問が相次ぎました。

これについて大谷選手は「投打がちょっとかみあっていないかなというのはあるが、全試合近い点差で粘っていると思うし、みんな必死にやっているので切り替えていくしかない。確かに連敗がかさむと暗くなることもあると思うが、全員でミーティングをしたりしているので。早く切り替えて、あしたに臨むのがまず大事かなと思う」と繰り返していました。

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