■MLB カブス 5-3 マーリンズ(日本時間21日、リグリー・フィールド)
カブスの今永昇太(30)がメジャー4度目の先発マウンドで6回92球を投げ、5安打3失点(自責2)。デビューから無傷の3連勝を飾った。防御率は0.84に。
デビュー戦から3戦連続で自責点「0」を刻み、防御率0.00をキープしてきたが、4度目の登板で初めて自責点がついた。さらに6回には初の本塁打を浴び良い流れを作れなかったが、打線が6回に一挙4得点で逆転。
デビューからの自責「0」は18回2/3で止まったが、今季2度目のQS(クオリティ・スタート)の粘投で早くも3勝目。奪三振は5、四死球0。
19日が雨で中止となりこの日はダブルヘッダーに。第2試合に先発した今永は初回から3者凡退と最高の立ち上がり。先頭から二ゴロ、二飛で2アウトとすると、3番J.ベルをスプリットで空振り三振に仕留めた。
打線がC.ベリンジャー(28)の4号で先制し1点リードの2回、今永は2アウトからA.ガルシアにセンター前ヒットを許したが、後続を遊ゴロで退ける。3回も3者凡退と安定した投球を続けた。
4回は1死でJ.ベルが遊ゴロもショートのN.ホーナー(26)の失策でランナーを背負うと、4番・T.アンダーソンにタイムリー2ベースを浴び同点に。自責点はここでつかなかったが、5番J.チゾムに勝ち越しタイムリーを打たれ、メジャー4戦目で初めて自責点がついた。続くA.ガルシアは併殺打で切り抜けた。
1点ビハインドの5回は、先頭打者にヒットを許したが、後続を3人で抑え打線の援護を待つ。
6回は先頭・B.デラクルーズを空振り三振に仕留めると、続くJ.ベルに3号ソロを浴び1-3。メジャー初被弾に今永は顔をしかめる場面も。その後は2者連続三振で切り抜けた。
直後の打線は先頭の9番カナリオが1号を放ち1点差に。さらに連打で1死一・二塁とすると、バッテリーミスで二・三塁に。ここで4番M.ブッシュの逆転タイムリーで4-3と試合をひっくり返した。さらに1点を加えて5-3とし、今永は勝利投手の権利を得た。
7回以降は救援陣が無失点リレーで切り抜け、チームは逆転勝利。今永はメジャー3勝目を手にした。
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