試合後、吉田選手はインタビューに応じましたが、途中から涙を流して言葉をつまらせました。

すると、近くでインタビューを受けていた対戦相手のパクダマン選手が吉田選手のもとに来て「彼はベストを尽くした」と言葉をかけ、互いに抱き合って健闘をたたえ合いました。

2大会連続でのオリンピック出場だった吉田選手は初戦敗退という結果について「男子サーブルは団体の出場権を逃して、自分しか出ないなかで歴史を塗り替えたいという思いで臨んだが、ふがいない結果で終わって悔しい」と言葉を絞り出しました。

そのうえで「自分のプレーで日本で応援してくれる人の思いに応え、子どもたちがフェンシングを始めるきっかけにして欲しかったが、それはこれから出場する選手に託したい。今回、グランパレという会場で試合ができたのはいい経験になった」と話していました。

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