名古屋場所の優勝争いは27日、14日目を終えて2敗で単独トップの照ノ富士と3敗で平幕の隆の勝の2人に絞られました。

千秋楽の28日、照ノ富士は琴櫻と対戦し、過去の対戦成績は照ノ富士の6戦全勝です。

2人は右の相四つで照ノ富士は得意の左上手を取って胸を合わせれば優位は動かず、琴櫻は押したり、もろ差しになったりしながらまわしを許さない流れに持ち込みたいところです。

隆の勝は27日照ノ富士を押し込んで「寄り切り」で倒し、優勝に望みをつなぎました。

隆の勝は関脇 大の里との対戦で中日・8日目から7連勝と勢いに乗る中、立ち合いから強く当たって押し込み、白星を重ねることができるか注目です。

先に取組のある隆の勝が敗れると照ノ富士の優勝が決まります。

隆の勝が勝つと、照ノ富士が勝てば優勝、敗れれば2人による優勝決定戦が行われます。

名古屋場所の優勝争いはトップで引っ張ってきた休場明けの照ノ富士が終盤、2敗したことで千秋楽までもつれることになり横綱が目標としている10回目の優勝を成し遂げるか、隆の勝が逆転で初優勝を果たすのか、最後までファンを引き付ける展開となっています。

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