■パリオリンピック™ 競泳 男子400m個人メドレー決勝(日本時間29日、ラデファンス・アリーナ )
競泳男子400mバタフライ決勝が行われ、初の五輪出場となった18歳の松下知之(東洋大)が銀メダルを獲得した。松下は最後の自由形、ラスト50mで2位に浮上し、自己ベストを1秒42更新する4分08秒62をマークした。
レース後のインタビューで松下は「ここに来るまでいろんな辛いこともあったんですけど、本当に頑張って良かったって思っています」と感極まった様子。初めての五輪という大舞台には「自分はこの雰囲気を楽しむだけだと思っていたので、雰囲気に身を委ねて夢中になって泳ぎました。最高の思い出になりました」と笑顔で締めくくった。
松下は予選1組に登場し、4分11秒18で2位に入った。タイムを確認した松下は右手を突き上げた。松下も全体の5位で決勝進出を決めた。
2016年リオ五輪銅メダリストの瀬戸大也(30、CHARIS&Co)は7位に終わった。
瀬戸は予選2組を4分10秒92で泳ぎ3位でフィニッシュ。全体でも3位で決勝進出を決めた。
2016年リオ五輪男子400m個人メドレーで銅メダルを獲得。世界選手権でも2013年、2015年、2019年と3度優勝した。しかし、3年前の東京五輪では予選敗退。その雪辱を期し、2大会ぶりのメダル獲得を目指す瀬戸は「初日からしっかり自己ベストを更新して、ひとつでもいい色のメダルを取れるように頑張りたい」と意気込んでいた。
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