■第30回世界競歩チーム選手権(21日、トルコ・アンタルヤ)

トルコのアンタルヤで行われた世界競歩チーム選手権の男子20㎞競歩で古賀友太(24、大塚製薬)が4位入賞を果たした。他の日本人選手も奮闘し、男子団体で3大会連続となる銀メダルも獲得した。

2年に一度行われる競歩最強国決定戦。個人の部と団体の部で行われる。1か国5名のエントリーが可能で、上位3名の順位の合計で争う。

男子20㎞競歩に出場したのは、古賀、濱西諒(23、サンベルクス)、丸尾知司(32、愛知製鋼)、吉川絢斗(22、サンベルクス)、野田明宏(28、自衛隊体育学校)の5人。

序盤は1㎞平均4分程度と、比較的ゆっくりしたペースでレースは進んだ。40人強の先頭集団は縦に伸び、日本勢は集団の中ほどから後方についた。5㎞を吉川が11位、丸尾が13位、古賀は18位、濱西は29位、野田が少し遅れて42位で通過した。

6㎞を過ぎると濱西がトップに立つ。半分の10㎞を過ぎても20人ほどが先頭集団を形成し、その中には濱西、丸尾、古賀、吉川の姿が。その後徐々にペースが上がり、12㎞を過ぎて先頭は5人。その最後尾の5位に古賀がつく。

しかし、トップの選手がペースを上げると古賀はついていけず、引き離されてしまう。7位まで順位を下げた古賀だが、ラスト2㎞を切った辺りから追い上げを見せ、4位入賞を果たした。丸尾は9位、野田は13位、吉川は18位、濱西は52位となり、日本は団体で3大会連続となる銀メダルも獲得した。

女子20㎞競歩には、世界陸上ブダペスト代表の柳井綾音(20、立命館大3年)が出場し、1時間32分52秒で18位に入った。

【男子20㎞競歩 日本勢成績】

4位 古賀友太 1時間19分54秒
9位 丸尾知司 1時間20分23秒
13位 野田明宏 1時間21分16秒
18位 吉川絢斗 1時間21分35秒
52位 濱西諒  1時間26分04秒

*写真は、古賀友太選手

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。