■パリオリンピック™ 柔道女子57キロ級 準々決勝(29日、シャンドマルス・アリーナ)
柔道女子57キロ級の舟久保遥香(25、三井住友海上)は準々決勝でS.シジク(26)に開始9秒で小外刈で一本を奪われて敗退し、敗者復活戦へ回った。
初めてのオリンピックの舞台に登場した舟久保は1回戦で世界ランク12位のV.トニオーロ(21、イタリア)と対戦。緊張した表情で畳に向かった。試合では積極的に攻め続けて相手の体力を削っていった。ゴールデンスコアに入ると大外刈で技ありを奪い、オリンピック初勝利を挙げた。
2回戦は東京五輪女子48キロ級銅メダリストのD.ビロディド(23、ウクライナ)、2階級上げてきた相手に舟久保、序盤は長いリーチを生かし、舟久保の頭を下げ、パワーで自分の組手に持ち込んできた。これに耐えて舟久保は徐々に自分のペースに持っていった。お互いポイントが奪えずゴールデンスコアへ。ビロディドのスタミナが落ち始めたが舟久保は変わらず攻め続けた。ゴールデンスコアに入って2分43秒、攻められないビロディドに3度目の指導が宣告され、舟久保が勝利を収めた。
準々決勝は地元・フランス、東京五輪銀メダリストのS.シジク(26)、ここまで2試合連続ゴールデンスコアにもつれ込み、合計11分10秒の試合時間を擁している舟久保、開始9秒、小外刈で一本を奪われて敗退、敗者復活戦に回ることになった。
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