《速報中》
00:30ごろ
体操 男子団体決勝が始まる
◇レギュレーション
日本の種目順 “ライバル中国と同じ”
《見どころ》
2大会ぶりの金メダル奪還を目指す体操、男子団体の決勝が日本時間の30日、午前0時半ごろからパリのベルシー・アリーナで始まりました。日本最初の種目は「ゆか」です。萱和磨選手、橋本大輝選手、岡慎之助選手で臨みます。日本はゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の順番で演技に臨みます。
ゆか、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目団体は1チーム5人のうち種目ごとに3人が演技し、3人の得点の合計で競うため、ミスが許されません。【採点】▽技の難しさを加点式にした「Dスコア」と▽技の出来栄えや美しさを10点満点から減点する「Eスコア」を合計したうえで、ラインオーバーや落下などを減点する方式で行われる。
1.ゆか → 2.あん馬 → 3.つり輪 → 4.跳馬 → 5.平行棒 → 6.鉄棒
団体の代表メンバーは5人。▽エースの22歳、橋本大輝選手▽2大会連続出場の萱和磨選手と谷川航選手▽初出場の20歳、岡慎之助選手と杉野正尭選手27日に行われた男子予選では橋本選手の不調が目立ちました。橋本選手は3種目目の鉄棒、最後の着地で大きく前に手をつくミスが出て得点を伸ばせず、種目別鉄棒の決勝進出を逃すなど苦しい展開となります。それでも、岡選手がすべての種目で安定した演技を見せたほか、萱選手と杉野選手が持ち味を発揮して、日本は6種目の合計で260.594の得点でトップの中国に次いで予選2位で決勝進出を決めました。
日本の最大のライバルとなるのが中国です。パリ大会はウクライナ侵攻の影響でロシア勢が出場せず、日本の最大のライバルとなる強豪・中国と僅差の争いとなることが予想されます。対中国戦略を練ってきた水鳥寿思 男子強化本部長は、エースの張博恒選手を中心に中国が得意のつり輪だけで日本に2点以上の差をつけるとみています。中国に勝つために大きな鍵となるのが、前半種目のゆかとあん馬で、どれだけ点差を広げられるか。そのあん馬で大きな期待がかかるのが、25歳の杉野選手です。杉野選手は、最高難度のH難度の大技「Hコンバイン」など、難度の高い演技構成をこなし、15点以上の得点を上積みできる可能性があります。そして、日本が得意とする最後の鉄棒で逆転するのが、日本が描くシナリオです。G難度の「カッシーナ」やF難度の「リューキン」など大技を高い完成度でこなす橋本選手に加え、日本選手がほとんど取り組んでいない大技「ペガン」を得意とする杉野選手の2人は、高い得点が見込まれます。東京大会はわずか0.103差で銀メダルとなり「この悔しさは忘れたことがない」と口をそろえて話す当時の代表メンバー。初出場の2人を加えた5人のメンバーで臨む団体決勝で日本の底力が試されます。
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