連覇を目指す広島ドラゴンフライズ、“朝山新体制” がついに始動しました。福山合宿からスタート、29日、初めて練習を公開しました。

広島ドラゴンフライズの福山合宿(エフピコアリーナふくやま 広島・福山市)には、リハビリ中の 寺嶋良 をはじめチャンピオンシップMVPの 山崎稜 など日本人選手9人が集合。ブースターにも練習が公開され、朝山正悟 新ヘッドコーチがあいさつしました。

広島ドラゴンフライズ 朝山正悟 ヘッドコーチ
「選手がいいプレーをしたときにはどんどん声援を送ってくれたらなと思っております。みなさんとまたあの景色を見られる、その道のりをともに歩んでいけたらと思っておりますので、今シーズンもどうぞ、ご声援のほど、よろしくお願いします」

まずは、初優勝の原動力となったディフェンス練習からスタート。昨シーズンに相手を翻ろうしたローテーションしながらの激しいディフェンスで汗を流しました。

朝山ヘッドーチは、新加入の 市川真人 などに動きなどを指導します。

朝山正悟 ヘッドコーチ
「ディフェンスチームだっていうところに変わりはありません。そこはしっかりと自分たちが持ち味として強さとして出していきたい部分でもあります」

続いてゴールされた直後のトランジション(攻守の切り替えの早さ)を意識づける練習を徹底。昨シーズン終盤のようなロースコアに持ち込む、ゆっくりしたバスケから素早い速攻を繰り出す朝山流バスケへの転換を示しました。

朝山正悟 ヘッドコーチ
「今シーズンはしっかりと自分たちがオフェンスの中でも相手にプレッシャーをかけていけるような、そういったオフェンスとディフェンスの連動性を出していけるように」

さらにしっかり追い込むことを目的に1対1の激しい練習を入念に行います。

広島ドラゴンフライズ 中村拓人 選手
「1on1はけっこう好きなので非常に競争し合ってやることがものすごく好きなので、そういった部分では楽しくやれましたし、きつい練習でしたけど、その中でみんなが盛り上げて、いい雰囲気もできたのでチームとしてファン=ブースターのみなさんも含めていい練習ができたと思います」

日本人最年長となった山崎は、新加入・206センチの市川とマッチアップ、得意のスリーポイントを決めます。その後も山崎はテンポよくシュートを決めて、観客の拍手を浴びました。

広島ドラゴンフライズ 山崎稜 選手
「自分が打てると思ったら自分のタイミングで打ってほしいってことは言われているので、ぼくの好きなタイミングで打っていこうかなとは思っています。レギュラーシーズンでの3ポイントの確率はぼくは全然、納得がいく部分ではなかったので、そこはしっかり上げていきたいなと思っているので」

上澤俊喜 もテンポよく3ポイントを決めるなど動きのよさをアピールします。

新加入の 渡部琉 もシュートを決め、朝山ヘッドコーチを喜ばせます。

一方、別メニュー調整の寺嶋は、懸命にリハビリに取り組んでいます。

広島ドラゴンフライズ 寺嶋良 選手
「当たり前のことができるようになって、そこから技術的なことも身につけていって、あせらずに成長して帰って来れるようにがんばっていきたいなと思っています」

プレーについてコミュニケーションの時間を設定するなど新たな意識を植え付けていきます。

最後はダッシュを繰り返しながらシュートを打つ激しい練習、初日からハードな練習が続きました。

朝山正悟 ヘッドコーチ
「まずはこの合宿でしっかり体を追い込んで、コミュニケーションをより深くして、今シーズンやることを明確化して、そういったいい合宿にできればいいなと思っています」

― 福山合宿は29日から31日まで行われます。エバンスら外国籍選手は8月中旬以降に合流し、本格的なチームがスタートします。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。