大谷選手が大リーグの日本選手の最多ホームラン記録を更新した今シーズン5号ホームランは、メッツの先発右腕、ハウザー投手が投げた131キロのスライダーを捉え、快音とともにボールはライトスタンドの上段まで届きました。

打球速度は177キロ、飛距離は128.9メートルで、ライトを守っていたメッツのマーテイ選手は打った瞬間、ホームランを確信して一歩も動かず、スタンドのほうへ顔を向けることもない特大の当たりでした。

大谷選手のホームランは8試合ぶりで、今シーズン1号を打った今月3日のジャイアンツ戦の時と同様にドジャースのグラスナウ投手が先発している試合でした。

大谷選手は昨シーズンのオフ、グラスナウ投手がレイズからドジャースに移籍した際に「あなたのためにホームランを打ちたい」とビデオメッセージを送っていて、再び「有言実行」のホームランとなりました。

日本選手の大リーグ通算ホームラン数は?

大リーグでの日本選手の通算ホームラン数の記録です。

▽トップは大谷翔平選手の176本です。

▽2位は松井秀喜さんの175本です。松井さんが大リーグで最後にホームランを打ったのはレイズ時代の2012年で、大谷選手は12年ぶりの記録更新となりました。

▽3位はイチローさんの通算117本で、100本以上打っているのはこの3人だけです。

▽4位は城島健司さんの48本。

▽5位は井口資仁さんの44本。

▽6位は福留孝介さんの42本です。

▽7位はカブスの鈴木誠也選手で、現時点で37本を打っています。

松井さんが通算1205試合で175本に到達したのに対し、大谷選手はバッターとして出場した717試合目でこの記録に並び、725試合目で超えました。

特に2021年から昨シーズンまでの3年では124本を打つなど、近年は驚異的なペースでホームランを積み重ねています。

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