■パリオリンピック™ バスケットボール男子 予選リーグ 日本ーフランス(現地時間30日、ピエール・モロワ競技場 )

バスケットボール男子日本代表(世界ランキング26位)が東京五輪銀・地元フランス代表(同9位)に延長の末90‐94で敗れ、1972年のミュンヘン大会以来、52年ぶりの勝利はならなかった。

日本のスタメンは、司令塔に河村勇輝(23)、比江島慎(33)、渡邊雄太(29)、ジョシュ・ホーキンソン(29)、八村塁(26)の5人が名を連ねた。

東京五輪銀メダルのフランスに日本は第1クォーターから積極的に仕掛けた。NBAで活躍する身長222cmのV.ウェンバンヤマ(20)の頭上を越えるシュートを八村が決め、この試合最初の得点を奪う。フランスも.ウェンバンヤマの3ポイントシュートなどで得点を重ねる。随所で八村とウェンバンヤマがマッチアップするなどの見せ場も。日本は第1クォーターを25‐32の7点を追いかける展開で終える。

第2クォーターはこの日が31歳の誕生日の富樫勇樹(31)の3ポイントシュートで40‐40と同点に。さらにディフェンスから攻撃につなげ、八村のフェイダウェイで42‐40とリードを奪う。しかし、ウェンバンヤマのシュートなどで再び逆転を許し44‐49で前半を折り返した。

第3クォーターは吉井裕鷹(26)、ホーキンソンがディフェンスで相手の攻撃を封じると、河村のこの試合4本目のスリーポイントなどで一進一退の攻防となる。身長172cmの河村と222cmのウェンバンヤマの身長差約50cmのマッチアップも実現。終盤、フランスに連続得点を許し64‐69で第4クォーターへ。

日本は開始約1分30秒、70⁻72の場面で八村に2つ目のアンスポーツマンライクファウルを取られ退場。試合時間残り5分を切って78‐77と逆転。その後1点を争う攻防も残り47秒に同点。その後、河村がフリースローを確実に決め4点をリードしたが、試合時間残り10秒でフランスに3ポイントシュート、フリースローを決められ84‐84の同点で延長戦に。

しかし出だしでウェンバンヤマにシュートを決められると、さらに3ポイントシュートで得点差を広げられ90‐94で敗れた。。河村はスリーポイントシュートを6本成功させ、両チーム最多となる29得点と奮起した。

日本は不戦勝を除くと1972年のミュンヘン大会以来52年間勝利がない。2021年の東京大会は全敗している。


【日程】※現地時間
7月27日 日本 77-97 ドイツ(3位)
7月30日 日本 90‐94 フランス(9位)
8月2日  日本vsブラジル(12位)
8月6日  準々決勝
8月8日  準決勝
8月10日 決勝、3位決定戦

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