■パリオリンピック™ 柔道男子90キロ級 準決勝(31日、シャンドマルス・アリーナ )
柔道男子90キロ級の準決勝が行われ、村尾三四郎(23、JESグループ)がヌギャップハンボウ(23、フランス)に勝利し、決勝進出を決めた。
五輪初出場の村尾は2回戦から登場し、K.カルジュライド(29、エストニア)と対戦。開始早々、大内刈を見せたがポイントが奪えず、そして、開始44秒、大外刈で一本勝ち。初となる五輪の舞台で堂々たる試合を見せた。
準々決勝は世界ランク34位のA.グリゴリアン(26、UAE)が相手、開始から足技で攻めた。開始1分57秒、返し技で一本と判定されたが、ビデオ判定の結果、一本は取り消され、ポイントも入らなかった。直後の大外刈もうつ伏せで防がれてしまった。
村尾との組手争いに相手が嫌がり、切ったところで3回目の指導が入り、村尾は反則勝ちで準決勝進出を決めた。
準決勝は地元・フランスのM.ヌギャップハンボウ(23)、世界ランク38位ながら地元の声援で勢いに乗り、準決勝まで駆け上がってきた。冷静に行きたい村尾は変形の足技で相手の勢いを止めていった。さらに大内刈、内股と多彩な技で翻弄。
残り1分49秒、小外刈で技あり、そして、残り27秒にも大内刈で技ありを奪い、圧倒して決勝進出を決めた。2016年リオ五輪のベイカー茉秋以来の金メダルにあと1勝と迫った。
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