■パリオリンピック™ 卓球女子シングルス3回戦(日本時間1日、パリ南アリーナ)
平野美宇(24、木下グループ、世界ランク13位)がシングルス3回戦でインドのM.バトラー(29、同28位)と対戦し、ゲームカウント4ー1の快勝を収め準々決勝に駒を進めた。シングルスでは五輪初出場の平野は、今大会初めて1ゲームを落としたが、安定した攻めでベスト8入りを果たした。
この日行われた2回戦では香港の朱成竹(27、同59位)を4-0のストレートで勝利し、その勢いのまま3回戦へ挑んだ。
インドのエース格のバトラーを相手に、第1ゲームは中盤からリズムをつかみ、得意の高速ドライブでポイントを重ね11-6で先取。第2ゲームは相手にリードを許すが、落ち着いて自分の形で攻め9-9と追いつき、逆転で連取した。
第3ゲームは相手の長身を活かした豪快なドライブや粒高ラバーに苦しみ2-7と追う展開から、8-9に追い上げ9-9に。ここで激しいラリーを制し、先にゲームポイントを奪ったがデュースに持ち込まれた。一進一退の攻防が続くも、あと1点が遠くこの大会初めて1ゲームを落とした。
切り替えたい第4ゲームは平野がリードする展開が続き、6-6に追いつかれるが高速ドライブで攻め11-8と勝利に王手。第5ゲームは流れをつかみ8-5とリードすると、終盤も強打で奪い4-1で勝利を手にした。日本勢は男女4人が3回戦に進んだが、戸上隼輔(22、井村屋グループ)が敗れてしまい、平野が一人目の8強入りとなった。
試合後、平野は「やりずらい戦型の選手だったんですが、コースを意識したり。途中取られてしまいましたが、もう一回しっかり対応したことが良かった。これからはランキング上位の選手との戦いになると思うので、もっともっと挑戦者の気持ちで挑んでいきたい。ここに立てることに感謝をしながら戦っていきたいです」と話し、準々決勝へ意気込んだ。
【女子シングルス3回戦】
平野美宇 4-1 M.バトラー
11-6/11-9/12-14/11-8/11-6
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