広島東洋カープは、横浜DeNAベイスターズに3連勝し、2日からはカードが変わってドラゴンズを迎え入れての3連戦が始まる。

伊東平 アナウンサー
この映像に、ドラゴンズサイドから見て、カープが勝つなというふうに感じるあることを見つけました。あるものがありません。いったい、何でしょうか?

中根夕希 キャスター
旗…?

渕上沙紀 アナウンサー
屋根。

伊東平 アナウンサー
渕上さん、正解です。まさか当てられるとは思いませんでした。ドラゴンズサイドから見ると屋根がない。クーラーがない。きのうまでドラゴンズはバンテリンドーム、涼しく冷房が効いた中での野球だったわけなんです。このマツダスタジアムに来て、ドラゴンズの選手たち、グラウンドに一歩踏み出した瞬間、「暑い!」「サングラスを忘れた。やってしまった」…こういった声が多く聞かれたんです。

ただ、広島カープは、きのうまでこの暑い中、3試合を戦って、たくましく勝利を収めてきた。やっぱり、この広島の暑さというのが、きょうは相手チームを苦しめるのではないかなというふうに思いました。

さきほど RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんが、秋山翔吾 選手に聞いたそうなんですが、なんと秋山選手が「きのう・おとといに比べるときょう、涼しい」というんです。これだけ暑いのになんともたくましいです。

きのう(1日)の試合を振り返ります。

後半戦、初登板の 大瀬良大地 対7連敗中のベイスターズ。1日も先制したのは、カープでした。3回、キャッチャーの 會澤翼 がヒットで出塁すると、秋山翔吾・野間峻祥 もヒットで続き、満塁のチャンスを作ります。

3番・中村貴浩 の当たりをショートがフィルダースチョイス。その間に1点をちょうだいしました。

粘りのピッチングを続けていた大瀬良ですが、宮﨑敏郎 にデッドボールを与え、あわや乱闘かという騒ぎ。このあと、タイムリーで同点にされて、7回で降板します。

勝負の行方がわからなくなった8回。野間にこの日、2本目のヒットが出ると、代打・上本崇司 がきっちり送って、勝ち越しのチャンスがやってきます。

決めたのは、菊池涼介 。当たりはレフト前へ。見事に勝ち越し、3日連続で決勝打を放ったベテラン。カープは一丸となって、きん差のゲームを勝ち取り、DeNAに3連勝。12日ぶりに首位に返り咲きです。(広島 2-1 DeNA)

広島カープ 菊池涼介 選手
「こういう感じが久しぶりすぎて、どういうふうに反応したらいいか、わかんないんですけど、うれしいです」

  ◇  ◇  ◇

伊東平 アナウンサー
カープは2日、首位チームとして迎える一戦となります。先発は、この方です。

広島カープ 野村祐輔 投手
「自分のやってきたことが出せるようにやるだけです。今のところは春からずっと状態も悪くないので、いい感じで投げられている部分があるので、それをこのマウンドでしっかり出せるようにがんばっていきたいと思います」

― これまでのカープの戦いについて。
「すごく、みんな、特にピッチャー陣がすごく調子がいいのを見てたので、自分も負けないようにっていう思いで見てました。もう今までやってきたことは全て出せるようにチームが勝てるような粘り強い投球をしていきたいと思います。自分らしさっていうのをしっかり出せるようにがんばりたいと思います」

伊東平 アナウンサー
“野村投手らしさ” を出せればという話がありましたけれども、野村投手は去年も夏場の暑いときに1軍に上がってきて、チームを救う好投をしてくれました。きょうの一戦も野村投手の好投を期待したいと思います。

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