■プロ野球 DeNA 2-4 阪神(2日・横浜スタジアム)

DeNAは阪神に逆転負けを喫し、19年4月以来の9連敗となった。試合は2回裏、8番・林琢真(23)の犠飛で先制。しかし6回裏、先発・ジャクソン(28)が3番・森下翔太(23)、5番・大山悠輔(29)に適時打を浴び勝ち越しを許した。さらに2番手・京山将弥(26)が踏ん張れず1点を失うと4ー1に。8回裏に代打・宮﨑敏郎(35)の適時打で2点差とするも阪神の投手陣の前に勝ち越すことができず、連敗脱出とはならなかった。

ここまで巨人、広島に2カード連続の3タテをくらい21年4月以来の8連敗を喫しているDeNA。再び借金生活となったチームは、この日から阪神との3連戦を横浜スタジアムで迎えた。スタメンには3番に牧秀悟(26)、4番には1軍に復帰したオースティン(32)、8番には林が起用された。

ジャクソンの立ち上がりは先頭の近本光司(29)を見逃し三振、2番・中野拓夢(28)を空振り三振に。2死を奪うも3番・森下に左安打を放たれ出塁を許した。しかし4番・佐藤輝明(25)を中飛に打ち取り無失点に抑えた。

打線はその裏、阪神の先発・村上頌樹(26)に対し先頭の桑原将志(31)が中安打で出塁するも2番・梶原昂希(24)の打席でけん制球に戻り切れずタッチアウト。梶原は一ゴロ、3番・牧は一飛に打ち取られ無得点に終わった。

2回裏、四死球などで1死満塁の好機を迎えると8番・林の打球はセンターへの犠飛となり先制点を挙げた。

1点のリードで4回表、ジャクソンは1死走者無しから4番・佐藤に右安打、5番・大山に四球を与え1死一、二塁とピンチを迎えた。6番・前川右京(21)の打球をセンターを守る桑原が好捕。そのまま一塁走者の大山もアウトにし無失点に凌いだ。

しかし6回表、先頭の1番・近本に死球を与えると2番・中野に送りバントを決められ得点圏に走者を背負った。迎えた3番・森下にセンターへの適時打を浴び同点に。さらに4番・佐藤輝が右安打で続き1死一、三塁の場面から5番・大山にセンターへの適時打を放たれ勝ち越しを許した。ここで2番手・京山がマウンドに上がるも2死満塁とし8番・坂本にレフトへの適時打を浴び4点目を失った。

3点を追う展開となり7回表は3番手・坂本裕哉(27)、8回表は4番手・中川虎大(24)が無失点に抑える投球。

8回裏、先頭の8番・林が右安打で出塁。続く代打・度会隆輝(21)は遊ゴロ、走者入れ替わり1死一塁も代打・山本祐大(25)にレフトフェンス直撃の二塁打が飛び出し1死二、三塁に。チャンスを作ると代打・宮﨑にセンターへの適時打が飛び出し4ー2と2点差とした。一塁走者の宮﨑の代走に知野直人(25)が送られ、阪神は2番手・石井大智(27)マウンドに上がった。その石井に対し3番・牧は三ゴロ、2死一、三塁と変わった。その後、4番・オースティンが敬遠などで満塁となり阪神は3番手・桐敷拓馬(25)が登板。迎えた5番・佐野恵太(29)は二ゴロに倒れ絶好機も追いつくことができず。

9回表は5番手・佐々木千隼(30)が無失点に。そして9回裏、阪神の4番手・岩崎優(33)に対し6番・京田陽太(30)から始まる打線も無得点に終わり試合終了。DeNAは阪神とのカード初戦に敗れた。

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