21歳の高橋投手は、今シーズン、開幕は2軍で迎えましたが、4月に1軍に昇格すると、7月は4試合に先発して4勝負けなし、32イニングを投げ無失点で、防御率は0.00でした。
勝利数、イニング数、防御率はいずれもリーグトップの圧倒的な成績で、7月5日の広島戦では9回を99球で投げきって、初めて100球未満での完封勝利を挙げました。
高橋投手はプロ4年目で初めての受賞です。
セの打者部門はDeNAの佐野恵太 2回目の受賞
セ・リーグの打者部門では、DeNAの佐野恵太選手が2020年8月以来、2回目の受賞を果たしました。
佐野選手は22試合に出場し、打率がリーグトップの3割7分9厘、ホームラン2本、16打点の成績を残したほか、得点圏打率は4割2分9厘と勝負強さを発揮しました。
パの投手部門はソフトバンクの有原航平 4回目の受賞
パ・リーグの投手部門ではソフトバンクの有原航平投手が4試合に先発し、リーグトップタイの3勝、防御率1.50の成績を残しました。
有原投手の受賞は2019年の3月・4月以来、4回目です。
有原航平「本当にうれしく思う」
有原投手は「本当にうれしく思います。1回でも多くとりたいと思っていたので、とれてよかった」と述べました。
そのうえで、今後に向けては「暑くて苦しい時期に活躍できるようにと思いキャンプから練習してきた。まずは優勝できるようにして、その中で個人タイトルがついてくればいいと思っている」と意気込みを示しました。
パの打者部門はロッテの高部瑛斗 初受賞
パ・リーグの打者部門では、ロッテの高部瑛斗選手が出場21試合中、17試合でヒットを打ち、打率がリーグトップの4割5厘、ヒット数もリーグトップに並ぶ30本をマークして、プロ5年目で初めて受賞しました。
高部瑛斗「いい形になってよかった」
高部瑛斗選手はおととし、盗塁王とゴールデン・グラブ賞を受賞しましたが、去年はけがで出場がなく、復活を印象づける月間MVP初受賞となりました。
高部選手は「去年1年間はけがで試合に出ることができず、なんとか結果を残そうともがいてきたので、いい形になってよかった」と喜びを語りました。
好調の要因については「いいときも悪いときも一喜一憂せず、フラットな気持ちで毎日を過ごしたことと、自分ができることを考えて打席に立ったことが結果につながった」と話しました。
そのうえで、「自分はヒットを打って塁に出ることが役割なので、ヒットの数と出塁率にこだわってやっている。7月よりもいい結果が残せるように一日一日を大切にしていきたい」と意気込みました。
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