25歳のガンブレット選手は、3年前の東京オリンピックではボルダーとリード、それにスピードの3種目で行われた女子複合で金メダルを獲得し、去年の世界選手権では、2冠に輝くなど女子のクライミング界で圧倒的な強さを誇る“世界最強クライマー”です。
連覇を目指して臨んだオリンピックでは準決勝をトップで通過し、10日の決勝も、前半のボルダーラウンドで、パワーやバランス力、それに発想力を生かした貫禄の登りを見せ、3つの課題を完登してトップに立ちました。
ボルダーで指を痛めるアクシデントがあったということでしたが、後半のリードラウンドでもこの種目で3番目の高得点をマークして、2大会連続の金メダルを手にしました。
ガンブレット「自分の世界に没頭 本当に素晴らしい気分だ」
ガンブレット選手は「最高な気分で本当に嬉しいが、それと同時にホッとしている。指は痛かったが、自分の世界に没頭していたのでそれを忘れることができた。ここに金メダルだけを目指してきて、それを手に入れることができたので、本当に素晴らしい気分だ」と笑顔で語りました。
また、リード種目ではライバルとなる森秋彩選手との争いについては、「森選手がリードで良い成績を出すことは分かっていた。彼女が表彰台に立つ可能性はあると思っていたが、ボルダー次第だと考えていた。彼女やほかの選手たちと競い合うのはすばらしいことだ」とライバルたちをたたえていました。
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