■パリオリンピック™ レスリング男子フリー74キロ級 決勝(11日、シャンドマルス・アリーナ )

レスリング男子フリー74キロ級の決勝が行われ、高谷大地(29、自衛隊)がR.ジャマロフ(26、ウズベキスタン)に敗戦し、銀メダルとなった。レスリング男子は東京五輪を上回る4個目のメダルとなった。

29歳で五輪初出場となった高谷、兄はロンドン・リオ・東京と3大会連続五輪出場を果たした高谷惣亮、兄が届かなかった金メダルへ、準決勝では世界ランク1位のK.デイク(33、アメリカ)と壮絶な点の取り合い。高谷は一歩も引かず攻め続け、20-12で勝ちきった。

決勝はR.ジャマロフ(26、ウズベキスタン)と対戦、入場では大きな声を出してマットに向かった。第1ピリオド、相手にバックを取られて2点を奪われると、その後も失点。さらに相手に抑え込まれてしまいフォール負けとなった。高谷は初出場で銀メダルを獲得、兄・惣亮が3大会出場で叶わなかったメダルを手にした。

試合終了後、高谷は相手を抱え上げて健闘を称えた。さらに観客席に笑顔で向かって行き、家族と抱き合った。

試合後、高谷は「まあ、決勝でぼろ負けするのも僕らしいかなと」と涙ながらに話し、五輪の舞台については「最高でした。こんないい経験が人生で中で出来たことが幸せでした」と話した。

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