■パリオリンピック™ 自転車・女子オムニアム(日本時間11日、サンカンタンアンイブリーヌ・ベロドローム ) 

自転車競技の女子オムニアムが行われ、東京大会銀メダルの梶原悠未(27)は17位に終わり、2大会連続のメダル獲得はならなかった。1種目目のスクラッチで16位と出遅れ、2種目目のテンポも一度も先頭に立てず19位に順位を下げた。3種目目のエリミネーションでも早々に脱落、本来の力を発揮することなく、梶原の2度目となる五輪挑戦は幕を閉じた。

ラテン語で「全部」を意味するオムニアム。1日に4つの種目を行い、その合計得点で順位を決める。

1種目目は、全長250mのトラックを30周走り、着順で得点が与えられる「スクラッチ」。22人が出走、序盤はスローペースで進む。残り20周でフランスの選手が抜け出し、ペースを上げるが、後続の集団がすぐに追いつき再び団子状態に。残り2周となった所で選手たちはスパートをかけるが、梶原は集団に飲み込まれ16位でフィニッシュ、10点の獲得にとどまった。

2種目目は、スクラッチと同様30周走り、5周目から1周ごとに先頭の選手に1ポイントが与えられる「テンポ」。このレースで梶原は一度も先頭を取ることなく、19位に後退する。

3種目目は、2周ごとに最下位の選手が脱落するサバイバルレースの「エリミネーション」。梶原は後方からのスタート、レース序盤で早くも最下位となり早々と脱落してしまう。4種目目の「ポイント」でも梶原は本来の力を発揮できず、2度目の五輪はほろ苦い結果となった。

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