(第106回全国高校野球選手権大会2回戦 第7日〈13日〉の見どころ。丸数字は試合順)

 ①長野日大―青森山田

 投手戦に期待。長野日大は変則左腕の山田、右腕の中島を中心に長野大会の6試合でわずか2失点。中島は20回あまりで22奪三振した。青森山田の関は最速152キロで、独特の軌道の直球が持ち味。変化球も精度が高い好右腕だ。

 ②石橋(栃木)―聖和学園(宮城)

 石橋は作新学院、聖和学園は仙台育英と、どちらも全国選手権で優勝したことのある強豪を破っての初出場。聖和学園は切れ目のない打線で接戦を勝ち抜いてきた。石橋は各打者が判断力に優れ、粘りがある。4番打者も務める入江が救援するまでにリードしたい。

 ③霞ケ浦(茨城)―智弁和歌山

 智弁和歌山は和歌山大会5試合のうち4試合をコールド勝ち。打率6割をマークした上田ら、上位から下位まで破壊力がある。霞ケ浦はエース左腕市村が緩急を使った投球術が光る。相手打線の打ち気をそらしたい。

 ④花巻東(岩手)―滋賀学園

 花巻東の投手陣を、滋賀学園の打線が打ち崩せるか。花巻東は岩手大会で登板した5投手がいずれも投球回以上の三振を奪った。滋賀学園は1回戦で3安打を放った仲田ら中軸の前に走者をためられるかがカギだ。

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