日本オリンピック委員会は14日、都内のホテルで第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)TEAM JAPAN帰国時記者会見を行い、メダリスト66人が集結した。

開会式で旗手を務め、フェンシング女子サーブル団体で銅メダルに輝いた江村美咲(25、立飛ホールディングス)は「一歩踏み出す勇気をコンセプトに基づいて、選手団一同全力で自分の挑戦に向かって参りました」と報告。

江村は個人サーブルで世界選手権2連覇中、世界ランキング1位で今大会に臨んだが3回戦で無念の敗退となった。「自分の思っていた以上の力が発揮できた選手もいれば、そうはいかなかった選手もいると思います」と話し、「でも、その限られたチャンスにもチャンスの中で全力で立ち向かう選手たちの姿っていうのは、結果に関わらず、少しでも日本や世界中の皆様に、一歩踏み出す勇気を与えられる姿だったんじゃないかなと思います」と今大会を締めた。

“シゲキックス”こと半井重幸(22、第一生命保険)は今大会から追加競技となったブレイキンで惜しくもメダルに届かなかったが、4位入賞を果たした。「僕個人としてはいろいろ悔しい思いももちろんなんですが、本当にこのパリオリンピックという大会に挑戦したことにすごく意味がありました」と総括。

今大会で旗手も務めた半井は「この舞台に立つ時点でオンリーワンの存在、その中でNo.1を決める大会というのが、このオリンピックだなというふうに改めて僕は感じました」と初出場した大舞台を振り返った。

今大会から追加競技になったばかりのブレイキンだが、2028年のロサンゼルス五輪では採用されない見通し。半井は「僕自身がやっているこのブレイクダンスというものは、特にオンリーワンの自分の存在そのものにどれだけ価値をつけて、特別な者同士がナンバーワンを決めるところにすごく魅力があると思っていて。このオリンピックではそういったメッセージも伝えられたらなというふうに思って活動させていただいていたので、それが少しでも自分の活動であったりオリンピックを通じてブレイキンが伝えられていたらよかったなと思います」とブレイキンへの特別な思いも明かした。

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