3回戦最後の試合となった第4試合は、甲子園球場で初めて開かれた100年前の大会に出場した早稲田実業と、夏の全国高校野球の地方大会に第1回大会から欠かさずに参加している大社の伝統校どうしの対戦となりました。
試合は、早稲田実業が同点の7回、8番・内囿光太選手がセンターへのヒットを打ち、センターが打球を後逸した間に一気にホームに帰って1点を勝ち越しました。
対する大社は1点を追う9回、9番・高橋翔和選手がスクイズを決めて、2対2の同点に追いつきました。
続く1アウト二塁、三塁のチャンスは、早稲田実業が内野を5人で守るシフトでダブルプレーでしのいで、試合は延長に入りました。
ノーアウトランナー一塁、二塁から始まるタイブレークで行われた延長10回は両チームが守りで好プレーを見せて、無失点でしのぎました。
続く11回、大社は先発の馬庭優太投手が表の守りを無失点で抑え、そのウラの攻撃でノーアウト満塁のチャンスでみずからセンターにタイムリーヒットを打ち、試合を決めました。
大社は、早稲田実業に3対2でサヨナラ勝ちして、大社中学として出場した昭和6年の第17回大会以来、93年ぶりにベスト8に進みました。
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