■MLB カージナルス ー ドジャース(日本時間18日 ミズーリ州 セントルイス、ブッシュ・スタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)は敵地のカージナルスで「1番・DH」で出場し、5回の第3打席に38号ソロ本塁打を放った。メジャー全30球団中、唯一本塁打を打っていなかったカージナルス戦で初アーチを放ち、ついに日本人史上初の“全球団制覇”を達成した。
また、ホームラン王争いリーグトップの大谷は、ライバルの2位ブレーブス・M.オズーナ(33)とこの時点で3本差に広げた。
1-3と2点ビハインドの5回は、2死無走者の場面で打席へ。先発のN.パランテ(25)相手にカウント1-1からナックルカーブを振り抜き、ライナー性の打球はライトを守るL.ヌートバー(26)の頭上越えライトスタンドへ。4試合ぶりの一発は打球速度180キロ、低弾道の飛距離117mの本塁打に。この日の第1打席は四球、第2打席では振り逃げで出塁すると、いずれも盗塁を決め今季37個目の盗塁をマークした。
これで大谷は打点を86から87に伸ばし、打点トップのオズーナを2位で追走。前日は5打数ノーヒットで、8月はここまで14試合で61打数10安打(打率.164)と低調ぎみだが、本塁打は6本目で7月の本数に追いついた。
この日を含め今季残り39試合でさまざまな記録達成に期待が高まる。
本塁打はシーズン50本ペースで、この日2盗塁で37個目の盗塁を決めた大谷は、メジャー6人目「40本塁打&40盗塁」の達成まであと2本塁打・3盗塁と現実味を帯びてきた。さらにその先には史上初となる「45-45」も視野に入ってくる。
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