（21日、第106回全国高校野球選手権大会準決勝 神村学園1―2関東第一）
関東第一（東東京）が準決勝で神村学園（鹿児島）に競り勝ち、初の決勝進出を決めた。試合後の関東第一・米沢貴光監督との主なやりとりは以下の通り。
――最後の飛田君の送球はどう見ていたか。
最後、彼らに任せて、そんな気持ちで見て、彼が送球で悩んでいた時期があったときを思い出しながら、よく（バックホームで）ストライクを放ってきてくれたな、なんて今改めて思います。
――打球がセンターに抜けた時の気持ちは。
その前に1点をとられたときに、飛田の詰めが甘かったので、ベンチに帰ってきて思い切って詰めていきなさいと、ちょうど（話を）したところだったので。それがプラスになってくれたかは分からないですけど、ただ最後、彼が思い切ってやってくれたので、そこだけですね。
――今日も1点差で逃げ切った。この強さは。
うちは守備。自分が精いっぱいやれることをやるということをずっといってきて、正直ヒットも不格好なヒットばっかなんですけど、僕にとってみれば彼らの素晴らしいヒットなので。それを持ち味としてやってきているので、ぶれることなくやっていきたいなと思います。
――大後君を先発に起用した理由は。
すごく調子がよくて、頑張っていましたし、彼もずっと投げたいとずっと言ってくれていましたし。緊張もあったと思いますけど、彼の良さをだしてくれたと思う。すごくいいピッチングをしてくれた。
――六回から坂井君。予定通りか。
五回まで大後がいってくれればという思いで、六回以降は坂井というのを計画していた。ちょっと（六回で）先頭打者になってしまうので迷ったけど、（五回終了時の）クーリングタイムの後というのは難しいので、そこは坂井に託しました。
――坂井は無失点。
正直、多分彼も疲れもあると思う。でも、持ち前の明るさでチームを引っ張ってくれている。リードしてくれている熊谷がしっかりしているので、そこがうまく回っているなと思います。
――熊谷の同点タイムリー。どんな指示を。
かっこつけないで、自分たちのバッティング、スイングしよう。気持ちよく打てるわけない、と。そんな話をずっとしながら、熊谷のあたりも決していいあたりじゃないけど、それがうちらしいかなと。僕にとってみれば彼らのヒットがすごくうれしいですね。
――次はこの夏最後の試合。どんな野球を見せたいか。
最後って感じしないんで。まだまだ続くとおもうくらいの気持ちで。でもその一試合を大事に、すべてを出して、彼らと一緒に全力でぶつかってみたいと思います。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
