ドジャースは本拠地のロサンゼルスでマリナーズと対戦し、大谷選手は1番・指名打者で先発出場しました。

ホームラン40本まであと1本、40盗塁まであと3つと迫っている大谷選手は、1回の第1打席でアウトコース低めのスプリットに空振りの三振に倒れましたが、3回の第2打席ではそのスプリットを右中間に運び、俊足を生かしてスリーベースヒットとしました。

3点をリードされたドジャースは4回、2点を返して、なおも2アウト一塁の場面で大谷選手に打席が回りましたが、ここはピッチャーゴロに倒れ、7回の第4打席は1アウト二塁のチャンスでしたが、鋭い打球がファーストライナーとなりました。

チームが同点に追いついたあと、8回にはランナー2人を置いて、代打のヘイワード選手が勝ち越しのスリーランホームランを打って、6対3とリードしました。

そして大谷選手の第5打席は、インコース低めのカットボールを引っ張って、ライトフェンスを直撃するヒットで出塁し、このあと今シーズン38個目となる二塁への盗塁も成功させました。

大谷選手はこの試合、5打数2安打盗塁が1つで、大リーグ史上6人目となるホームラン40本、40盗塁に向けて前進しました。

大谷選手は8月5日以来となる複数安打で、打率は2割9分1厘になりました。

試合はドジャースが6対3で勝ち、連勝を「3」に伸ばしました。

大谷 2日連続で投球練習 右ひじ手術以降では初

大谷選手は、この日の試合前、去年9月に右ひじの手術を受けて以降、初めて2日連続で投球練習を行いました。

グラウンドには、NBA=アメリカプロバスケットボール、レイカーズでプレーしたコービー・ブライアントさんのサポートをしていた理学療法士のジュディ・セトさんも姿を見せて、練習を見守りました。

大谷選手はこれまで、2、3日おきにキャッチボールをしていて、8月14日の練習で、初めてキャッチャーを座らせていました。

この日は、手術のあと初めて2日連続の投球練習となり、はじめに45メートルほどの距離で遠投をしたあと、キャッチャーを座らせて16球を投げ、ストレートやツーシーム、それにカットボールのような、わずかに横に変化する変化球も投げ込んでいました。

トレーナーの計測では、球速は最速でおよそ136キロでした。

大谷選手が右ひじのじん帯を損傷したのは去年8月23日で、そのおよそ1か月後に手術を受けましたが、来シーズン、開幕からのピッチャー復帰を目指す中で、また1つ、調整の段階を上げました。

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