山本投手は右肩の炎症でことし6月にけが人リストに入り、今月16日に初めて実戦形式の投球練習で延べ5人のバッターと対戦しました。

21日は本拠地のドジャースタジアムでの試合前に、中4日で2回目となる実戦形式の練習に臨み、ロバーツ監督やフリードマン編成本部長など球団幹部が視察しました。

山本投手は2イニングを想定したマウンドで、立ち上がりに連続三振を奪うと3人目のバッターにはフォアボールを与え、4人目をピッチャーゴロに抑えて3つのアウトをとりました。

続く2回は2人目に対戦したマイナーリーグの右バッターにレフトへヒットを打たれましたが、後続のバッターからは連続三振を奪って練習を終え、マウンドを降りる際には笑顔も見られました。

山本投手は延べ8人のバッターに対して34球を投げ、ヒット1本、フォアボール1つ、4奪三振の内容で、ストレートの最速はおよそ154キロをマークするなど順調な回復ぶりを示しました。

ドジャースのロバーツ監督は次回の実戦形式の練習では3イニングを投げる予定だと明かし、そのあとはマイナーリーグでの試合に登板して調整を進める予定で、来月の復帰を目指しているということです。

練習後、取材に応じた山本投手は「いいボールもあったがコントロールできているもの、できていないものといろいろなボールがあった。細かい技術はまだまだだが、前回よりも感覚よく投げられた。今後はもちろん試合で投げていく必要があるし、1つずつステップを踏んでいきたいと思っている」と話していました。

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