8月28日に開幕するパリパラリンピックに出場する陸上の日本代表の選手たちは、フランス北部の町、アミアンで事前合宿を行っていて、24日は、大会序盤に競技が始まる佐藤選手や、川上選手のほか、男子5000メートルと1500メートルの視覚障害のクラスに出場予定の唐澤剣也選手など9人が調整に臨みました。

このうち、東京パラリンピックの男子400メートル車いすのクラスで金メダルを獲得した佐藤選手は、最大のライバルで、このクラスの世界記録保持者、ベルギーのマクシム・カラバン選手にレース終盤で競り勝つことをイメージしながら、最後の追い込みをかけていました。

また、初出場で男子100メートル、視覚障害のクラスでメダル獲得を目指す川上選手は、強化してきたというスタートからの加速を意識しながら、短い距離のダッシュを繰り返し行っていました。

佐藤選手「おもしろいレース見せたい」

佐藤選手は、「ドキドキ、ワクワク、不安といろいろな感情が自分の体の中で駆け巡っている。これまで絶対王者として自信を持ってやってきたのでおもしろいレースを見せたい」と意気込みを話しました。

川上選手「金メダル取って日本に帰りたい」

また、川上選手は「練習でやってきたことを再現できれば確実に結果につながる。金メダルを取って日本に帰りたい」と話していました。

パリパラリンピックの陸上は30日から始まります。

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